Forum軍団到着2日目。都内にもう1泊して、翌日スロープスタイルの会場に移動予定。
夕方になり、いきなり携帯に電話が入る。 ノブトーキョーから、当日キャンセルが出て、希望だった7時からの予約が押さえられるようになったとのこと。早速ラウルに確認し、もちろんOKだったのでディナーを7時に変更。 6:50pm。やっと集まったメンバーをまとめ、ホテルからタクシーで青山へ。 タクシーを降り、駐車場に留めてある車を見てビビる。ベンツ、BMW、アウディ、またベンツ、ポルシェ……高級車しか並んでない。エントランスに近づいてさらにびっくり。レストランなのに、ドアマンがいる? 入り口入ってすぐに外国のレストランみたいに小さな台が置いてあって、そこで予約の確認をしている。 「すいません、7時で15名で予約してます○○と申しますが……」 壁に飾っている沢山の写真を見て、またもや妙な予感がした。 シェフらしき人とクリントン元アメリカ大統領、デスチャのビヨンセ、オースティン・パワーズのマイク・マイヤーズ、ロバート・レッドフォード…… 「こちらへどうぞ」 と丁寧なスタッフに案内され、奥へすすむ。 右手にはシガーバー。 そして。 そこに広がったのは、全く違う世界だった。 外国人のスーツを来た紳士やイブニングドレスを来た奥様方たちが優雅にお食事をお召しあがりになっている! かたや、こっちはお尻が見えんばかりにジーンズを下げ、トレーナーやパーカーを着て、頭にバンダナやビーニーをかぶった、明らかに場違いな若者総勢15人。あたしも思いっきりトレーナーとジーンズ。 そこにいたお客さん全員がこっちをじろじろ見ていた。 しかも案内されたのは、そんな彼らの真中の席。 しかし、そんなのに気づいているのはあたししかいないようだった。席に着くなりみんな 「腹減った~」 と袋から箸を出すと置いてあるお皿をかちゃかちゃたたき出す。や、やめろ~。お前ら空気が読めんのか~。何も言えずに黙ってあたりを見回すあたしに、隣のテーブルに座って食事をしていた金髪のご夫人は(黒いドレス着用)「大変ね」とばかりににっこりと微笑んだ。 一気に賑やかになる店内。あたしは思わずうつむいた。 ウエイターの男性が2人、やってきて「本日このテーブルを担当させていただきます」と言った。 「とりあえずこれとあれと……」 と慣れた様子でどんどん注文していくラウル。 ぎゃあぎゃあ騒ぐクルー。 ビンボー人のあたしが聞いたことがあるわけがない。ノブトーキョーとは、セレブ御用達の超高級レストランだったんだから。 そりゃもう、生まれて初めて食べるようなおいすぃ~~~いものばかり! はああ、天国にいるようだわあ~、なんて幸せを味わうのもつかの間。 いきなりラウルが全員に生ビールを頼む。 そして、ヤツはオープンキッチンで働いているシェフ全員にも生ビールを頼んで、その場で全員でイッキをやった。 くらくら…… 帰り際、「すいません、お騒がせしました」と謝る私にスタッフの皆さんは優しい笑顔で「ありがとうございました」と、声をかけてくれた。余裕があったら、皆さん是非言ってみてください。ほんと、最高においしいです(実はこの後、ビンボー人のくせに何回か行ってしまったのだ。ここのチョコレート・ベントー・ボックスは、甘党人生の中で最高においしくてスイート! そして抹茶アイスクリームは……まさに極上のおいしさ!!! ああ、毎日食べたい……) もちろん、その夜もそこで終わるわけはなく、一行は再び夜の六本木へと姿を消すのであった。 その④へ続く……ああ、ネバーエンディングストーリーだあ……
by pixonthebeach
| 2004-11-29 15:49
| snow&more
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